「これからどんな風に過ごそうか」夢と希望が膨らんでいく住まい。

穏やかな住宅街に佇むＴさま邸。
平屋というプロポーションでありながら、西に伸びた屋根がガレージと一体となることで、圧倒的な存在感を解き放っている。
デザインと人柄に惹かれて、と設計を依頼される。
「自分の空間がほしい」というご主人の要望を受けてでき上がったのが、ガレージの横に書斎を配したプランだ。
車からの動線が短いのはもちろん、中庭を囲むコの字型のプランによって、家族と過ごす空間から程よい距離を保ち、好きなことを好きなときにできる自分だけの空間が生み出された。
遅く帰ったときでも、気兼ねすることなく自分だけの時間が過ごせる場所なのだ。
映画に絵、好きなことはたくさんあるけれど、「今は子どもたちのことが一番」とご主人。
10年、20年後に子どもが巣立ったとき、この場所でどんな風に過ごしていこうか、未来を想像しながら、これから先を楽しみに過ごしている。